「歌いたくないなら口パクで」=教職員の君が代斉唱で―猪瀬都知事

「歌いたくないなら口パクで」=教職員の君が代斉唱で―猪瀬都知事
時事通信 2013年3月29日(金)20時4分配信

 東京都の猪瀬直樹知事は29日の記者会見で、入学式や卒業式での教職員の君が代斉唱について、「基本的なルールが分からない人は不適格。歌いたくないなら起立して口パクをやっていればいい」と述べた。都は、職務命令で教職員に対し、君が代斉唱時の起立を求めている。
 これに関連し、都教育委員会は同日、卒業式で、君が代斉唱時に起立しなかったとして、都立高校の教員5人を戒告処分、特別支援学校の教員1人を減給処分にしたと発表した。
 2012年1月の最高裁判決では、君が代斉唱時の不起立に対する都の処分について、減給や停職など、戒告を超える処分は「過去の処分歴などに照らし、処分の相当性を基礎付ける具体的な事情が認められる必要がある」として、原則認められないとした。この判決以降、減給処分が発表されたのは初めて。 

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