佐賀県が和解金支払いへ 元教諭が教え子に校内でわいせつ行為

佐賀県が和解金支払いへ 元教諭が教え子に校内でわいせつ行為
スポーツニッポン 2013年5月29日 16:19

 佐賀県立高校の50代の元男性教諭=児童福祉法違反の罪で服役中=にみだらな行為をされたとして、教え子だった女性らが県と元教諭に計2640万円の損害賠償を求めた訴訟について、佐賀県は29日、原告に計1000万円を支払い和解する方針を決めた。

 和解金支払いの承認を求める議案を6月議会に提案する。可決されれば7月上旬にも佐賀地裁で和解が成立する見通し。

 和解条項には、県が教え子の女性2人にそれぞれ500万円を支払い謝罪することや、再発防止策をまとめることなどが盛り込まれる。

 県教育委員会は「最高裁で罪が確定したため、わいせつ行為について認めざるを得ない」としている。

 一、二審判決によると、元教諭は当時18歳未満だった教え子2人に校内でみだらな行為をした。女性2人と両親が2011年6月に佐賀地裁に提訴した。

証人尋問で、女性は部活の顧問である被告に「自分を信じているなら何をされてもいいだろう」などと迫られ、わいせつ行為や性行為をされたと証言。「嫌がると、先生に練習を見てもらえずチームに迷惑がかかると思った」などとして、拒絶や抵抗ができない状態だったと述べた。

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