「いじめで休学」賠償命令=同級生3人に205万円―福島地裁
時事通信 2013年6月5日(水)19時17分配信
在学中にいじめを受け休学を余儀なくされたとして、福島県伊達市の市立中学校に通っていた少年(18)と両親が、元同級生3人と両親を相手に計約975万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁(潮見直之裁判官)は5日、元同級生3人に計約205万円を支払うよう命じた。
潮見裁判官は「悪ふざけやからかいの限度を明らかに超えており、人格権や身体に対する違法な侵害行為だ」と判断。少年が精神的に大きな打撃を受け、休学を余儀なくされたと認定した。
ただ、元同級生の両親の監督義務については「具体的に予測することは困難だった」と述べ、請求を退けた。