懲戒7教員の氏名開示 京都府教委 NPOに体罰報告書
京都新聞 2013年7月3日(水)22時49分配信
京都府教育委員会は3日までに、府立高校が昨年度に把握した体罰事案の報告文書を、学校名や教員名を含めて開示、懲戒処分とした教員7人の所属校と名前を明らかにした。また、体罰事案のうち運動部活動関連が7割超だった。
生徒にけがを負わせるなどの事案の重大性から懲戒処分とした教員7人は、すでに明らかになっている網野高の他、戒告とした鳥羽、京都すばる、田辺、南丹、海洋、加悦谷の6校。
懲戒処分はなかったが、北稜高は4人、海洋高は懲戒処分事案を含め3人。他は北嵯峨、洛北、洛水、東宇治、綾部の各校。
教員19人のうち、運動部活動関連で体罰を行ったのは14人。また、被害を受けた生徒からの訴えで体罰が判明したのは13人の事案だった。
城陽市のNPO法人・行政監視機構が情報公開請求し、府情報公開審査会の答申に沿って開示された。校長名で体罰をした13校の教員19人の名前や事案の経過などをまとめている。府教委は報告を基に文部科学省に回答、学校名や教員名を伏せて今年4月に概要を発表した。