外国人講師が女子高生にわいせつ動画を見せてセクハラ、中国最大手の英会話スクールで―北京市

外国人講師が女子高生にわいせつ動画を見せてセクハラ、中国最大手の英会話スクールで―北京市
Record China 2013年7月1日(月)8時10分配信

2013年6月25日、中国最大手の英会話スクール・漢普森英語(ハンプソン・イングリッシュ)の分校・北京金融街学習センターで、外国人講師によるセクハラ事件が発生した。28日付で京華時報(電子版)が伝えた。

被害に遭ったのは18歳の女子高生。海外留学準備のため、夏休みを利用して漢普森英語でマンツーマンの英会話指導を受けることに。女子高生の母親によると、受講申し込みの際にスクール側が「数十人の学生を教えた経験があるから」と問題の講師を推薦したという。25日午後、母親は娘を連れて北京市阜城門外大街万通大厦にある漢普森英語の分校を訪問。教室内で女子高生と2人きりになった外国人講師は、モバイルパソコンでわいせつ動画を流し、セクハラ行為に及んだ。

驚いた女子高生はすぐに教室を飛び出し、携帯電話で父親に連絡。父親が同校に駆けつけた時にはすでに外国人講師の姿はなかったため、被害を警察に通報した。警察はその後、外国人講師の身柄を拘束し、被害を受けた女子高生の親に「7日間の拘留の後、本国に強制送還する」と口頭で告げたという。母親は同紙記者に対し、「漢普森英語側から謝罪の言葉が全くない」と憤る。

27日夜、漢普森英語の人事担当者は事件について、警察から連絡があったことを明らかにし、被害を受けた女子高生に対し謝罪の言葉を口にした。同校ではマンツーマン方式の初回授業はアドバイザーの同席を義務づけている。しかし当日は担当アドバイザーが十数分遅刻し、その間に事件が発生したと説明。このアドバイザーを含む同分校の関係者にはすでに解雇や降格などの厳しい処分が下されており、現在は被害者の両親が提示している賠償額50万元(約810万円)についても検討中だと語った。さらに、漢普森英語では各教室内に監視カメラを設置。従業員による校内巡回の間隔を縮小するなどの対策を講じたという。(翻訳・編集/本郷)

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