<柔道死亡事故>元講師と中学校長を不起訴処分に 大津地検

<柔道死亡事故>元講師と中学校長を不起訴処分に 大津地検
毎日新聞 2013年7月9日(火)20時34分配信

 滋賀県愛荘町立秦荘(はたしょう)中学校で2009年、柔道部員の村川康嗣さん(当時12歳)が部活動中に死亡した事故で、大津地検は9日、傷害致死容疑で書類送検されていた元講師の男性(30)=依願退職=と、業務上過失致死容疑で書類送検されていた当時の男性校長(59)を不起訴処分にした。

 地検は不起訴理由について「しごきというほどの過酷な練習だとは言い難い。死因となった急性硬膜下血腫が発症するのを予測するのは困難」と説明した。遺族は処分を不服として、今月中にも大津検察審査会に審査を申し立てる方針。

 村川さんは09年7月、練習中に元講師に技をかけられて意識を失い、翌月死亡した。遺族は10年、元講師を傷害致死容疑、元校長を業務上過失致死容疑で告訴。県警が12年3月に書類送検していた。【田中将隆】

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