カラオケ店で卒論指導中にセクハラ 「熱が入った」日体大元准教授を暴行容疑で書類送検
産経新聞 2013.7.25 21:48
川崎市のカラオケ店で卒業論文指導の女子学生にセクハラしたとして、川崎署は25日、暴行容疑で日本体育大体育学部の元准教授の男性(61)=東京都墨田区=を書類送検した。悪質として起訴を求める意見を付けた。
書類送検容疑は1月4日午後、川崎市川崎区のカラオケ店で、日体大4年で自分のゼミに所属していた女性(22)の太ももを触ったり、腰に手を回したりした疑い。川崎署によると「指導するうちに熱が入り過ぎた」と容疑を認め、指導ができる静かな場所がいいと考えてカラオケ店に行ったと説明している。元准教授の専門は教職教育で、中学や高校の教職課程の授業を担当。女性は卒業後の3月下旬に大学職員に相談し、4月に川崎署に届けた。「就職に不利益になると思い、言い出せなかった」と話したという。大学側には別の女子学生からも被害の申告があり、理事会はセクハラを理由に元准教授を5月10日付で懲戒免職処分とした。