広島市の自宅で3歳の長男の手足や口を粘着テープで巻くなど暴行したとして母親と祖父が逮捕された事件で、犯行の様子を写した写真がスマートフォンに残されていたことが新たに分かりました。 暴行の疑いで22日朝、送検された広島市南区宇品海岸に住む無職、母親の熊谷瞳容疑者(26)とパート職員の祖父、和弘容疑者(52)は、去年9月、自宅で3歳の長男の口と両腕・両足を粘着テープで巻きつけて、段ボール箱に入れた疑いがもたれています。 長男はかなり痩せた状態でおととい病院を受診していて現在は意識不明の重体です。 警察の調べに対し、2人は「間違いない」などと容疑を認めていて母親は「長男が言うことを聞かなかった」と供述しているということです。 また犯行の様子を写した写真が容疑者のスマートフォンに残っていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。 警察は事件当時の状況や他に虐待がなかったなどを詳しく調べています。