大阪国税局の元職員の男が法人税およそ5100万円を脱税したとして、東京地検特捜部に逮捕されました。 法人税法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪国税局の元職員・国井健容疑者(50)です。 特捜部などによりますと、国井容疑者は2020年4月までの1年間に、東京・世田谷区の不動産会社が架空の出資金の取引で損が出たように見せかける手口で、およそ2億1100万円の所得を隠して法人税およそ5100万円を脱税した疑いがもたれています。 関係者によりますと、国井容疑者は不動産会社の代表に脱税の方法を指南したとみられていて、国井容疑者は逮捕前の調べに「取引は正しい」などと説明し、容疑を否認していたということです。 東京地検特捜部と東京国税局査察部はきょう(6日)、大阪市内の国井容疑者の自宅に家宅捜索に入りました。