18日朝、東京・原宿警察署で目撃されたのは、前髪を横に流し、真っすぐに前を見つめる男。 日々、多くの人が利用するコンビニの店員を脅し、現金を奪い取ろうとした疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍で職業不詳のタン・ホン・ソン容疑者(20)です。 1月27日、杉並区内のコンビニに入ったタン容疑者。 買い物客を装い、会計のためレジへと近づいた次の瞬間、「カネ、カネ」と男性店員に包丁を突きつけ、現金を出すよう脅したのです。 突然訪れた恐怖の瞬間。 しかし、男性店員も黙ってはいませんでした。 何と、レジにあったスコップで抵抗。 自身に包丁が向けられる中、応戦したのです。 店員の行動に驚いたのか、タン容疑者は何も取らず、無言でコンビニから逃走したといいます。 その後、防犯カメラの映像などが決め手となり逮捕されました。 警視庁の調べに対し、タン容疑者は「お金がなくて、4日間何も食べておらず強盗しました」と、容疑を認めているということです。