16日未明、福岡県中間市で走行中のタクシーの後部座席から運転席との仕切りのアクリル板を揺すって壊したとして、乗客だった自称42歳会社員の男が逮捕されました。 男はタクシーの運転手と道順をめぐって口論になったとみられています。 16日午前3時ごろ、福岡県中間市内を走行中のタクシーが酒に酔った男を客として乗せました。 運転手の男性(30代)が乗客の男の指示に従って走行していたところ、男から「お前行き止まりやねーか」などと言われ、口論に。 その後も男が「あっちに行け」と指示し、運転手が「あっちは人の家です」などと話していたところ、男は後部座席から運転席を蹴ったり、後部座席と運転席を仕切るアクリル板を揺すったりしたということです。 男を乗せてから約20分後、運転手の男性はタクシーを止めて近くの交番に避難しました。 交番には警察官が不在だったため、男性は110番通報。 男は交番の中まで男性を追いかけ、扉を蹴るなどして暴れていました。 通報から約3分後に駆けつけた警察官が2人から事情を聞き、タクシーの車内を調べたところアクリル板にひびが入っているのを確認したため乗客の男を器物損壊の疑いで現行犯逮捕しました。 逮捕されたのは自称中間市に住む会社員の男(42)です。 取り調べに対し男は「覚えていません。ただ、やっていないとは言い切れません」などと話し、容疑を否認しています。