(CNN) メキシコ政府は、ギャング組織「MS13」のリーダーとされるフランシスコ・ハビエル・ロマンバルダレス容疑者を逮捕したと発表した。同容疑者は米連邦捜査局(FBI)が最重要指名手配する10人の1人として行方を追っていた。 メキシコ司法長官と国防省、国家警備隊の共同声明によると、ロマンバルダレス容疑者はベラクルス州の幹線道路で逮捕された。身柄はメキシコ市に移送された後、指名手配している米国に引き渡される。 今回の逮捕がトランプ政権の要請を受けた措置だったのかどうかについて、FBIはノーコメントだった。 ロマンバルダレス容疑者はエルサルバドル出身。FBIによると、米国、メキシコ、エルサルバドルで犯罪組織の活動の指揮を執り、民間人や対立するギャング集団のメンバーに対する膨大な数の凶行を命じていたほか、麻薬取引や恐喝にも関与していたとされる。 米国ではテロ支援や麻薬テロ、恐喝、外国人人身売買などの共謀罪に問われている。 FBIは25万ドル(約3700万円)の賞金を懸けて同容疑者の行方を追っていた。 トランプ政権は、米ロサンゼルス発祥のMS13をテロ組織に指定していた。