ミャンマーで特殊詐欺関与の疑い 36歳日本人男性を送還へ

タイ当局は18日、ミャンマー東部の特殊詐欺拠点が集まる地域で確保された日本人の男性(36)をタイ側に移送した。北海道警が窃盗容疑で逮捕状を取っており、近く日本に強制送還される見通し。 ミャンマーの武装勢力「国境警備隊(BGF)」が2月26日、中国系犯罪組織の拠点があるカイン州シュエココで男性を発見。3月1日にミャンマー警察へ引き渡していた。 BGF幹部によると、男性は詐欺に関わっていたとみられるが、「事務作業をしていた」などと説明したという。「仕事があるので早く日本に帰りたい」とも話していた。 関係者によると、男性は昨年11月に勤務していた札幌市内のラーメン店から現金約3万4000円を盗んだ疑いで逮捕状が出ていた。 男性は約4カ月前に日本をたった後、ドバイなどを経由し、1月中旬にバンコク近郊の空港からタイに入国。インターネットで知り合った中国人の案内で国境の町メソトへ向かい、そこからミャンマー側に渡ったとみられる。【バンコク武内彩】

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