郵便局強盗、2次再審請求へ 兵庫のナイジェリア男性

兵庫県姫路市で2001年に起きた郵便局強盗事件で、現金約2275万円を奪ったとして親族の男性=強制退去=とともに逮捕され、懲役6年の実刑が確定し服役したナイジェリア国籍の40代男性が無罪を訴え、26日にも神戸地裁姫路支部に2回目の再審請求をすることが18日、関係者への取材で分かった。 男性は服役後の12年に再審請求し、姫路支部が棄却。大阪高裁が神戸地裁に審理を差し戻したが決定は変わらず、22年に最高裁が男性の特別抗告を棄却していた。 確定判決は、強奪された現金や逃走に使われた車両が、男性が経営していた貿易会社の事務所兼倉庫から見つかり、そこが普段施錠されていたことなどから男性が実行犯と推認されると認定した。 第2次再審請求で男性側は関係者の新証言を示し、倉庫が男性以外も出入りできた状況を立証する方針。警察が倉庫を実況見分した際の調書の開示を求め、実刑が確定した親族が男性について「共犯者ではない」と語っていたと証言する知人らの尋問も要求する。

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