さいたま市で、自転車の女性に原付バイクで近づき、かごから袋をひったくったとして、男2人が逮捕されました。男らは犯行後、バイクを車に載せ、逃走していたということで、警察は捜査のかく乱を狙ったとみて捜査しています。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれも埼玉県春日部市の自称・解体工、豊原大喜容疑者(30)と無職・榎本隼容疑者(20)です。 捜査関係者によりますと、2人は先月24日、さいたま市岩槻区で自転車の女性(43)に原付バイクで後ろから近づき、追い抜きざまに食品が入った紙袋を、前かごからひったくった疑いがもたれています。 2人は、すでに逮捕されている知人の少年(16)と犯行に及んだということです。 犯行の手口について捜査関係者によりますと、3人はバイクをワンボックスカーに載せ、現場付近を物色し、ひったくりをする際にバイクを下ろして犯行に及んでいたということです。 さらに、犯行後には使用したバイクをワンボックスカーに載せ、逃走していたということで、警察は捜査をかく乱する目的だったとみて捜査しています。 埼玉県内では、先月24日から26日にかけて、さいたま市や久喜市など6つの市で同様の手口によるひったくり事件がほかにも11件起きていて、警察は、3人がこれらの事件にも関与したとみて捜査しています。