去年11月、島根県松江市内であった車の衝突横転事故で、松江地方検察庁は18日、事故当時、酒気帯び状態で車を運転していた上、同乗していた米子市内の男性(20代)に事故でけがをさせたとして、鳥取県米子市に住む会社員の男(23)を道路交通法違反(酒気帯び運転)と危険運転致傷の罪で松江地方裁判所に公判請求しました。 男は、去年11月23日午前5時11分頃、呼気1リットル当たり0.15ミリグラム以上のアルコールを含有する状態で乗用車を運転し、松江市内の県道のカーブに制御困難な時速100キロ前後のスピードで進入したため車がスリップし、道路右側の花壇に車を衝突、横転させたなどとして先月、松江警察署に逮捕されました。 この事故で、同乗していた男性は後頭部に加療約17日のけがをしました。 また事故当時、車にはほかにも、会社員の男の友人で共に20代の建設作業員の男2人が乗っていて、2人はけがをした男性に対し、会社員の男の身代わりとして自分が車を運転していたと警察に説明するよう迫ったとして逮捕されていました。 検察によりますと、2人はけがをした男性に対し車内で、車を運転していた旨の虚偽の申し立てをすることを依頼し、病院で松江警察署の警察官に対し、虚偽の申し立てをさせたとしています。 この2人について松江区検察庁は、同じく18日付けで松江簡易裁判所に犯人隠避教唆の罪で略式命令請求しました。