福岡・福智町で事故を起こし、逃げていた男が逮捕されました。 事故現場に残された軽乗用車は横転していて、被害に遭った女性の足はあざだらけで痛々しく腫れています。 事故の瞬間を防犯カメラが目撃していました。 被害者の女性が運転していた普通乗用車が、交差点で横道から現れた軽乗用車と衝突。 軽乗用車は一時停止を無視し飛び出してきていました。 女性に当時の状況を聞くと「『当たる!』という感じ。それだけです。グシャッて感じで…」と話しました。 飛び出してきた軽乗用車は横転。 若い男女2人が乗っていたといいますが、事故直後、この2人の驚きの行動が目撃されていました。 被害女性は「相手の車の助手席側の窓から（人が）出てくるのはちらっと見た。『無事やったんやね』と…。てっきり私の方に来て、『大丈夫か?』と言うと思った」と当時の状況を語りました。 2人は警察に通報することも、女性を助けることもなく姿を消したのです。 事故が起きたのは2024年11月。 そして、4カ月たった2025年3月、警察は防犯カメラの映像などから、住居・職業ともに不詳の重森穣容疑者（23）を無免許過失運転致傷などの疑いで逮捕しました。 すでに2月、窃盗などの疑いで逮捕されていた男でした。 今回の事件について、重森容疑者は「全く記憶にありません」と容疑を否認。 警察は、車に同乗していたのは重森容疑者の知人とみていて、当時の状況などについて詳しく話を聞いています。