教諭が小6を「粗大ごみ。卒業式は大掃除」
2010年3月17日12時7分配信 読売新聞
福岡県香春町の小学校で、5年生を担任する男性教諭(52)が、卒業式の練習をしていた6年生に「お前たちは粗大ごみだ」などと発言していたことが17日わかった。町教委は、この教諭と校長を口頭で厳重注意した。
町教委などによると、教諭は12日午後、体育館で行われた練習で、6年生16人を前に「お前たちは粗大ごみで、卒業式は大掃除の日。クリーン作戦だ」と発言した。同席していた教頭が教諭に注意し、練習を中断させて、その場で6年生に謝罪させた。
この練習前の休憩時間に、6年生の一部が5年生の教室の窓ガラスをたたいたことから、教諭が注意した出来事があり、教諭が不満を募らせていたとみられるという。
教諭や校長らは12〜14日、練習を欠席していた2人を含む6年生全員の家庭を訪問し、改めて謝罪した。
教諭は「子供たちにきちんとした態度で卒業式に出席させ、中学校でも頑張ってもらいたいというつもりだった。配慮が足りず、不適切な発言だった」と話しているという。
校長は「児童を傷付ける許せない発言。19日の卒業式までに、子供たちの心の傷を癒やすようにしたい」としている。