「行為は極めて悪質」免職取り消しの教諭を停職処分に 佐賀県教委

「行為は極めて悪質」免職取り消しの教諭を停職処分に 佐賀県教委
2010.3.23 20:35 産経新聞

 飲酒運転を理由とした佐賀県の懲戒免職処分が妥当かどうかが争われ、最高裁が県側の上告を退けたことで処分の取り消しが確定した佐賀県立小城高校の男性教諭(40)に対し、佐賀県教育委員会は23日、あらためて停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委は「最高裁で免職は取り消されたが行為自体は極めて悪質だ」と説明し、今後も指針と照らし合わせ「適切な判断をする」としている。男性教諭には免職中の給与をさかのぼって支給したという。

 県教委によると、男性教諭は平成18年7月、佐賀市内のホテルで酒を飲んだ後に運転し、停車中に後ろの車の男性から飲酒運転を指摘され逃走。男性に追い付かれ、口止め目的で現金3万円などを渡した。翌日、交番に呼び出され、呼気1リットル中0・07ミリグラムのアルコールが検出された。

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