同僚に抱きつきセクハラ 50歳男性教諭を停職処分 横浜市教委

同僚に抱きつきセクハラ 50歳男性教諭を停職処分 横浜市教委
2012.1.12 20:05 産経新聞

 横浜市教育委員会は12日、セクハラ行為や体罰をしたとして、市立田奈小学校(青葉区)の男性教諭(50)と市立瀬谷中学校(瀬谷区)の男性教諭(30)の2人を停職処分とした。

 市教委によると、セクハラ行為で停職1カ月の処分を受けた田奈小学校の男性教諭は昨年10月、同僚の30代女性教諭に「好きになっちゃいます」「飲みに行かないか」など不適切な内容のメールを数件送信。校内や校外で女性教諭の手を握ったり、肩に触れたりしたほか、「家まで送るよ」と言って自家用車に乗せ、抱きついた。女性教諭が校長に相談して発覚した。男性教諭は同校で職員の取りまとめなどを行う主幹を務めていた。市教委の調べに男性教諭は、「女性教諭に好意を持っていた。相手の気持ちを考えず、申し訳ない」と話したという。

 瀬谷中学校の男性教諭は生徒に対し体罰を行ったとして停職2カ月の処分を受けた。市教委によると、昨年9月29日、顧問を務めていたサッカー部所属の男子生徒1人に、部活動の練習をまじめにやるよう指導した際、足で生徒のひざや太もも付近を2度蹴ったという。生徒にけがはなかった。生徒の親が学校に連絡した。男性教諭は「生徒に分かったかどうか確認する意味でやってしまった。今後このようなことがないよう肝に銘じている」と話しているという。

 この男性教諭は平成22年4月にも、別の男子生徒の尻を蹴る体罰をしたとして、同年7月に減給2カ月の懲戒処分を受けていた。

 伊藤保則教職員人事部長は、「極めて残念であり、非常に許しがたいこと。市民の信頼を取り戻すべく、再発防止に全力で取り組む」と話した。

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