懲戒処分:メモリー紛失で虚偽説明、天草高校長を停職−−県教委 /熊本
毎日新聞 2012年5月9日(水)15時33分配信
県教委は8日、定時制入学試験の採点途中結果を入れたUSBメモリー(外部記録媒体)を紛失したにもかかわらず、うその説明を県教委や報道機関にしていたとして、県立天草高の橋本和夫校長(59)を停職3カ月、教頭2人を戒告の懲戒処分にした。
県教委によると、3月9日午後1時40分ごろ、採点作業をしていた同校会議室でメモリーの紛失が発覚。橋本校長は同11日に教頭に指示して新しいメモリーを用意。見つかったことにして職員に口外しないよう指示し、県教委にも報告しなかった。同29日に報道機関から取材を受けた際には「見つかった」とうそをつき、県教委にも翌30日に同様の報告をした。
また、県教委は合志市内で酒気帯び運転をしたとして、大津町立大津北中の男性講師(27)を停職4カ月の懲戒処分にした。橋本校長と男性講師は既に退職願を提出しており、いずれも受理される見込み。【澤本麻里子】
5月9日朝刊