不適正経理:09年度、小中校など182校で計2186万円−−仙台市教委 /宮城

不適正経理:09年度、小中校など182校で計2186万円−−仙台市教委 /宮城
毎日新聞 2012年7月14日(土)12時25分配信

 仙台市教委は13日、市立小中学校や幼稚園で09年度、計1200件(約2186万円)の不適正な経理処理があったと発表した。調査対象の194校のうち、182校で不適正処理があった。市教委は近く、当時の校長79人を口頭厳重注意などの処分を行う。
 調査は、年間取引が10件以上で100万円以上の契約が対象で、計13社1万2046件(約3億9119万円)のうち、業者側に納品記録が残っていた約1万件を調べた。
 方法は、契約とは別の物品を納入させる「差し替え」が654件(約965万円)▽前年度以前納入物品を現年度納入と偽る「前年度納入」が257件(約589万円)▽納入物品と異なる物品の請求書を作り後日支払う「一括払い」が233件(約379万円)−−など。公務以外に使用された物品はなかったという。
 市教委は納品書の保管義務づけやチェック体制強化で再発防止を図る。【金森崇之】

7月14日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする