個人情報入り携帯 盗難 彦根東高、生徒130人分連絡先など 滋賀

個人情報入り携帯 盗難 彦根東高、生徒130人分連絡先など 滋賀
産経新聞 2012年8月31日(金)7時55分配信

 ■教諭かばんから、保護者に説明せず

 県立彦根東高校(彦根市金亀町)で、同校の生徒ら約130人分の名前や連絡先が入った教諭の携帯電話などが入ったかばんが盗まれ県警彦根署に被害届を提出したのに、4日間にわたり生徒や保護者に説明していなかったことが30日、学校関係者への取材でわかった。同校は「携帯電話はパスワードで情報は保護され、他人は見られない」として説明しなかったが、30日になり、急遽(きゅうきょ)生徒の自宅に電話し、謝罪した。

 学校関係者によると、26日午後2時ごろ、体育館でバドミントン部を指導していた男性教諭が、体育館1階の体育教官室に置いていたかばんがなくなっているのに気付いた。教官室ではまた、バドミントン部の女性教諭のかばんと、女子バレーボール部の練習試合のために来ていた長浜北高校(長浜市山階町)の女性教諭の貴重品入れもなくなっていた。

 なくなった3人のかばんなどには、財布やクレジットカードなどが中にあり、バドミントン部の女性教諭のかばんには、過去に勤めていた学校を含め生徒ら約130人分の名前や連絡先など個人情報が入った携帯電話もあった。彦根東高校の生徒は約30人分あった。男性教諭も携帯電話を盗まれたが、生徒の個人情報は入っていなかった。

 教官室ではこの日、午後1時半ごろまでは3人がいたが、その後無人になり、約30分後に男性教諭が盗難に気付いた。

 彦根東高校の小梶健一・副校長(54)は「個人情報が流出する心配はないと判断した。迷惑をかけて申し訳ない。今後は施錠などを徹底したい」と話している。

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