小学校教諭、学校のマスターキー紛失 交換に30万円 神戸
神戸新聞NEXT 2015年6月3日 7時1分配信
神戸市須磨区にある市立小学校の男性教諭が3月中旬、玄関や教室など校内すべての鍵を開け閉めできる「マスターキー」を持ち出して紛失していたことが、同市教育委員会への取材で分かった。悪用される恐れもあり、校舎への出入り口など約40カ所の鍵を取り換えるという。
同市教委によると、同校では校長や男性教諭らがマスターキーを管理。男性教諭は帰宅途中に落としたとみられるという。
外部から学校への侵入には警備システムが作動するが、念のため一部の鍵を取り換えることにした。20万〜30万円の費用がかかる見通し。同校はマスターキーの持ち出しを禁止としたが、市教委の担当者は「緊急時のことを考えると、すべての学校での禁止は難しい」としている。
(紺野大樹)