愛荘の中学柔道部員死亡:賠償訴訟 町の争う姿勢、遺族側は憤る−−初弁論 /滋賀

愛荘の中学柔道部員死亡:賠償訴訟 町の争う姿勢、遺族側は憤る−−初弁論 /滋賀
毎日新聞 2011年6月15日 地方版

 愛荘町立秦荘中で09年7月、柔道部員の村川康嗣君(当時12歳)が顧問の元講師(28)に技を掛けられ翌月死亡した問題で、遺族が同町と元講師に約7500万円の損害賠償を求めた訴訟の初弁論が14日、大津地裁(長谷部幸弥裁判長)であった。町と元講師側は争う姿勢を示した。

 訴状では、元講師は初心者の村川君に過度の練習を課し、体調に異変が見られた後も練習を続けさせるなど安全配慮義務を怠ったと主張。町側は「村川君の技能に配慮していた」などと反論した。

 昨年、第三者機関による検証・安全対策検討委員会は「練習内容は過酷で、事故やけがを回避する指導体制が欠けていた」との報告書を作成した。会見した母弘美さん(43)らは「あの報告書は一体何だったのか。町は『誠実な対応をする』と言ったはず。矛盾している」と憤った。【前本麻有】

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