<東大>トルコ人元助教が研究費を不適切使用

<東大>トルコ人元助教が研究費を不適切使用
毎日新聞 2012年2月29日(水)18時29分配信

 東京大大学院工学系研究科のトルコ人元助教、アニリール・セルカン氏の論文不正や経歴詐称問題で、東京大は29日、アニリール氏が約106万円分の研究費を不適切に使用していたとの調査結果を公表した。大学側は研究費返還を求めているが、所在が確認できず、同大が立て替えて国に返還する方針。

 アニリール氏は03年に同大で工学博士号を取得後、05年に助教に採用された。しかし、博士論文の約4割が盗用で、多数の論文不正や経歴・業績の詐称が発覚し、10年3月に懲戒解雇された。

 その後の調査で、05〜09年度の科学研究費補助金(科研費)や寄付金などからパソコンや酒などの購入といった約106万円の不適切使用が発覚、「個人的に流用した疑いがあった」とした。

 24日付で、指導教員だった松村秀一教授を、監督の不備があったとして停職1カ月の懲戒処分にした。【神保圭作】

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