盗撮教諭、初公判で無罪を主張
北陸朝日放送(06日) (19:59)
盗撮目的で、勤務先の小学校に無断で侵入したとして、起訴された教諭の初公判が、6日開かれました。金沢市内の小学校教諭、岩田浩幸被告(41)は、今年7月から9月に、勤務先の小学校で3回にわたり、男子更衣室に侵入し、間仕切りの上から教員用の女子更衣室を盗撮したとして、建造物侵入などの罪に問われています。初公判で岩田被告は「そのような行為は一切しておりません」と無罪を主張しました。一方検察は任意で提出されたカメラを調べたところ犯行時に撮影したとみられるデータが存在したと指摘しました。次回公判は来月14日です。
5日午前9時30分頃、女性職員が更衣室に入った際、男女の更衣室を仕切る板(高さ2・1メートル)の上から誰かがデジタルカメラをかざしていることに気づいた。デジカメはすぐに見えなくなり、直後に男子更衣室から人が出て行く音がしたという。女性から相談を受けた上司が同署に通報した。
小学校の男性教諭ら数人から任意でデジカメの提出を受けて調べた結果、岩田容疑者のデジカメの色などが女性が目撃したデジカメと似ていたという。デジカメには5日午前9時半頃と8月下旬に数回、写真か動画を撮影したことを示す「日時データ」が残っていた一方で、更衣室の写真や動画は確認できていないという。同署は削除された可能性があるとみて、データの解析を急いでいる。