＜堀越学園＞元理事長を横領容疑で逮捕群馬県警

＜堀越学園＞元理事長を横領容疑で逮捕　群馬県警
毎日新聞 2012年11月30日(金)11時41分配信

　文部科学省が今年度末までに法人解散命令を出すことを決めている学校法人堀越学園（群馬県高崎市）の元理事長が、他人の古美術品に無断で譲渡担保権を設定したとして、群馬県警捜査２課と高崎署は３０日、同市乗附町、堀越哲二容疑者（６４）を横領容疑で逮捕した。「一切お答えできません」と供述しているという。

　逮捕容疑は、１０年１月上旬、同学園が貸金業者から６５００万円の融資を受ける際、としている。

　同課によると、堀越容疑者は、０９年８月中旬、男性からつぼや陶器などの美術品を借り受け、同学園が運営する高崎医療技術福祉専門学校（同市下滝町）の敷地内の家屋で保管していた。１０年２月には融資返済を終え、担保権は解除されたが、その後、大半の美術品が第三者に売却されたとみられる。

　事件を巡っては、１０年５月に所有者の男性の父が県警に告訴。県警は１１年７月、同学園を家宅捜索し、古美術品の一部を押収した。

　堀越容疑者は０６年６月に理事長に就任、１１年１月に経営責任を理由に理事長を辞任した。堀越学園は、堀越高校（東京都中野区）を運営する堀越学園とは無関係の別法人。

　堀越容疑者の自宅には、午前７時ごろ、県警の捜査員が訪れ、自宅内で逮捕状を執行した。同７時１５分、黒いトレーナー姿の堀越容疑者は捜査員に伴われてワゴン車に乗り込み、同署に向かった。【増田勝彦、角田直哉】

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創造学園大など運営の学校法人元理事長、美術品横領の疑いで逮捕
フジテレビ系（FNN） 2012年11月30日(金)12時38分配信

群馬県の創造学園大学などを運営する学校法人の元理事長が、知人から借りた美術品を無断で担保に入れた横領の疑いで逮捕された。
横領の疑いで逮捕されたのは、高崎市の学校法人「堀越学園」の元理事長・堀越哲二容疑者(64)。
堀越容疑者は2010年1月、貸金業者から融資を受けるため、知人男性から借りた甲冑(かっちゅう)などの美術品およそ100点、時価数億円相当について、無断で譲渡担保権を設定し、横領した疑いが持たれている。
堀越容疑者は2010年、「(不正はなかった?)ないですよ、もちろん。一切ございません。第一、彼(被害者)のものじゃないですよ。彼のものだと言っているだけで。でしたら、証拠を示してください。違います」と話した。
堀越容疑者は、高崎市の創造学園大学内の古民家で展示する目的で美術品を借りたということで、調べに対して容疑を否認し、「一切お答えできません」と話しているという。
警察は、30日朝から容疑者の自宅を家宅捜索し、美術品を売却した疑いでも調べを進める方針。

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堀越学園元理事長、横領容疑で逮捕
TBS系（JNN） 2012年11月30日(金)19時30分配信

　文部科学省が来年３月までに解散命令を出すことが決まっている群馬県の学校法人「堀越学園」。この学園の元理事長が、知人から借りた古美術品を無断で借金の担保に入れたとして逮捕されました。古美術品は時価、数億円に上りますが、その所有者はフィクサーとして知られる人物でした。

　ずらりと並んだ甲冑。江戸初期から中期に作られたとされ、その数は１８基。

　「古伊万里の５点セットは私が世界で一番持っている。それをそっくり持っていった」（朝堂院大覚氏）

　こう語るのは、今回、被害にあった古美術品を実質的に所有していた朝堂院大覚氏。フィクサーとして知られる人物です。この朝堂院氏が貸した甲冑や古伊万里の古美術品などおよそ１００点を無断で借金の担保にしたとして、３０日、学校法人の元理事長が逮捕されました。

　逮捕されたのは複数の法令違反があったとして、文科省から解散命令が出ることが決まっている「堀越学園」の元理事長・堀越哲二容疑者（６４）です。

　堀越容疑者は、おととし、貸金業者から６５００万円の融資を受ける際、借りた古美術品に無断で担保権を設定した疑いが持たれています。

　堀越学園が運営する「創造学園大学」などがあるこの敷地。古美術品はここに建てられた“日本家屋”で保管されていました。しかし、おととし、このうちのいくつかがなくなっていたため、朝堂院氏が警察に被害届を出したのです。

　「何も戻ってきてない、何も。堀越容疑者を信じたわしの愚かさであり、私の不徳の致すところ」（朝堂院大覚氏）

　取り調べに対し、「一切、お答えできません」と供述している堀越容疑者。警察は、堀越容疑者が時価数億円に上る古美術品の大半を売却したとみて調べています。（30日17:19）