医学部生の情報漏えい、佐賀大 教授依頼、職員が誤送信 [佐賀県]
西日本新聞 2014年12月12日(最終更新 2014年12月12日 00時20分)
佐賀大学は11日、医学部学生65人の氏名や学年、成績などが記されたデータを県病院薬剤師会所属の薬剤師や病院など、201件の電子メール送付先リストに誤送信したと発表した。
同大によると、医学部の60代男性教授が同日午前11時20分ごろ、教養教育科目「食と健康4」を履修する学生のリポート評価を医学部講師に送信するように事務職員に依頼。職員が同学部医学科と看護学科の1、2年生の個人情報入りデータを誤送信した。職員は直後に誤りに気付き、相手先に電話でメールの削除を依頼したという。
佐賀大学の瀬口昌洋理事は「個人情報はメールでやりとりすべきでない上、教員本人がやるべき仕事を事務職員にさせたのが原因。再発防止に努めたい」と話した。
=2014/12/12付 西日本新聞朝刊=