殺人容疑准教授は地元で環境教育の顔 頑固、強引との評価も
福井新聞ONLINE 2015年3月15日(日)14時43分配信
福井県勝山市の小中学校で環境教育の普及活動を進めてきた前園泰徳容疑者(42)。市の幹部は「前園さんの影響力は大きく『勝山の環境教育の顔』だった。これからの活動も期待していたのに」と肩を落とした。
市などによると、前園容疑者は2011年度から市環境保全推進コーディネーターとして、講演や市内の小中学生に動植物に関する授業を行うなど、勝山の環境教育をけん引。市の「赤とんぼと共に生きるプロジェクト」でも中心的存在だった。13年4月には福井大教職大学院特命准教授に就任し、環境教育を県内に定着・発展させる研究に取り組んだ。
前園容疑者の活動を評価する声が多い一方で、シンポジウムなどで県や教育関係者を痛烈に批判することもあり、「考えを曲げない頑固さや強引さも感じた」と話す関係者も少なくない。事件を受け、新年度も小中学生の環境教育を担ってもらう予定だった同市市民環境部の平沢浩一郎部長は「難しくなった」と声を落とした。
多くの児童生徒が前園容疑者を知っているだけに、前園容疑者とともに環境保全活動をしてきた市内のある学校関係者は、「事件を知った子どもたちが動揺しないよう対応したい」と気遣っていた。
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教え子の女子大学院生の首を絞め殺害したとして、勝山署と県警捜査1課、機動捜査隊の合同捜査本部は14日、殺人の疑いで勝山市長山町2丁目、福井大大学院特命准教授前園泰徳容疑者(42)を逮捕した。同容疑者は赤トンボの生態研究で知られ、市環境保全推進コーディネーターとして小中学校で環境教育にも従事していた。県警は「裁判員裁判になる可能性がある」として認否を明らかにしていない。