元部長、起訴内容認める=徳島大病院汚職―大阪地裁
時事通信 2015年8月28日(金)17時36分配信
徳島大病院の医療情報システムの契約をめぐり賄賂を受け取ったとして、収賄罪に問われた元病院情報センター部長森川富昭被告(45)の初公判が28日、大阪地裁(西野吾一裁判長)であり、同被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、同被告が2009年夏以降、贈賄側業者から現金を受け取っていたと指摘。同被告がタクシー代や飲食代の領収書を入れた封筒を渡し、業者が現金の入った封筒を返していたとした。
起訴状によると、森川被告は随意契約や入札で便宜を図った見返りに、10年1月〜12年1月、コンピューターシステム開発会社「ダンテック」(兵庫県加古川市)の元代表取締役高橋徹被告(51)=贈賄罪などで起訴=から現金計約300万円を受け取ったとされる。
同被告は慶応大環境情報学部准教授だったが、27日付で自主退職した。