「友人を泊めている」 無許可民泊で高校教諭が説明(埼玉)

「友人を泊めている」 無許可民泊で高校教諭が説明
東京新聞 2016年6月19日

 県立高校の四十代の男性教諭が、東京都内に借りたマンションで旅館業法に基づく許可を得ないで民泊をし、副収入を得ていた問題で、教諭は次々と出入りする外国人観光客について、近隣の住民に「友人を泊めている」と説明していたことが分かった。

 住民の女性が、手に東京観光のガイドブックを持った欧米系の女性二人を見かけたのは三月上旬。その後も、アジア系の四人組やフランス人のカップルなど、スーツケースを引いた外国人が数日間滞在したかと思うと、姿が見えなくなった。

 外国人たちはマンションに到着すると、自分で一階の郵便ポストの中から鍵を取って入室していた。退室後は必ず、清掃業者とみられる若い男性が現れ、同じように鍵を取って部屋へ。数十分程度で出てくると、二、三個のゴミ袋を敷地内や隣の建物のごみ捨て場に分けて置いて帰った。

 四月中旬には夜遅くまで室内で騒ぎが続き、警察官が駆け付ける事態にもなったが、インターホンを押しても応答はなかった。翌日夜、謝罪に現れた教諭は「昨日は自分が不在で、友人を泊めた」と説明したが、住民の女性は「知らない人が次々と来るので不安になった」と振り返る。

 教諭が客を募るために登録していたのは「Airbnb(エアビーアンドビー)」という米国発の仲介サイトだった。名義には別人の名前を使い、「池袋駅まで徒歩5分」「家族や友人同士におすすめ」などと英語で紹介していた。

 布団が丁寧に敷かれた和室や「WELCOME HAPPY TOKYO」のメッセージが壁に飾られたダイニングなど、外国人を意識した写真も載せていた。

 教諭は五月下旬に部屋の貸借契約を解除したが、その間に利用したとみられるのは約二十人。サイトの口コミ欄では、立地の良さを評価する一方、「ベッドシーツが汚れていた」「マットが薄かった」との声もあった。

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