遺族側に直接説明へ…群大手術死、医師側が意向
読売新聞 2016年8月16日(火)7時33分配信
群馬大学病院の手術死問題で、死亡が相次いだ旧第二外科の竹吉泉・元教授(先月29日付で諭旨解雇)と執刀医の須納瀬(すのせ)豊・元助教(同日付で懲戒解雇相当)が15日、遺族側に直接説明する意向を示す文書をそれぞれの代理人を通じて送付していたことがわかった。
遺族会が先月30日付で送付した直接説明を求める要望書に両者が回答した。遺族側の弁護団によると、両者はいずれも、まずは遺族側の質問に文書で回答する形でやりとりしながら協議し、その後、遺族に対する直接説明を行いたい意向を示している。
弁護団事務局長の梶浦明裕弁護士は「ようやくここまで来た。直接の説明は遺族が以前から要望しており、一日も早く実現してほしい」と話した。両者には今後、当初から遺族に対面して説明するよう求めていくという。