20年前から児童に体罰 県教委、男性教諭を減給(岩手)

20年前から児童に体罰 県教委、男性教諭を減給
岩手日報 2016/09/13

 県教委は12日、授業中などに複数の児童を蹴ったり平手打ちしたりした中部教育事務所管内の小学校の男性教諭(52)を減給(10分の1)3カ月の懲戒処分とした。教諭は20年前から複数の学校で児童への体罰を繰り返していた。

 県教委によると教諭は7月12日、担任の高学年学級の体育の授業中、「話を聞かないことを注意するため」として男子児童に自分の靴を投げつけ、尻を複数回蹴った。同13日に保護者が学校に連絡して発覚した。

 4〜7月には「宿題を忘れた」などとして児童十数人の頭をたたいたり、チョークを投げたりした。1996〜2015年度に勤めた県南教育事務所管内の小学校4校でも平手打ちなどの体罰を行っていた。一部学校では校長や同僚が体罰を認識し注意したが、県教委に報告していなかった。県教委によると教諭は「多くの子どもの心を傷つけ申し訳ない。これくらいはという認識があった」と話している。担任は続け、複数教諭が指導している。

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