「またか…」都内教員の不祥事相次ぐ 万引、元教え子にキス、体罰…悩む都教委
産経新聞 2017/3/23(木) 9:30配信
東京都内の教員による不祥事が続いている。万引後に交通事故に遭ったことをきっかけに犯行が発覚したケースのほか、教え子を性的な対象として餌食にした卑劣な行為も相変わらず続出する。教育者としてあるまじき行為の連続に、都教育委員会も「またか…」と頭を抱えている。
自身が被害者となった交通事故をきっかけに発覚したのは、少々皮肉かもしれない。都教委によると、元教諭は昨年3月6日午前0時半ごろ、埼玉県内のコンビニエンスストアでサンドイッチ2個を万引。その後、歩いて帰宅中に車にひかれて負傷し、同10月まで入院していたという。
この間、事故の被害者として警察の捜査を受ける一方、サンドイッチの購入履歴がないことや、防犯カメラの映像から万引も発覚した。今年1月、窃盗事件で不起訴(起訴猶予)となった。当時は日本酒を4合ほど飲んだ後で泥酔していたとされる。「記憶はないが、学校関係者らに多大な迷惑をかけ申し訳ない」と話しているといい、自主退職した。
も今月、停職3カ月の懲戒処分を受けている。都教委によると、この教諭は帰宅後、泥酔していた同僚女性から「迎えにきて」と言われたため、「今すぐ行く」と応じ酒気帯び運転。女性を乗せた後、路上に停車して2人で寝ていたところ、警察に摘発されるお粗末な結果となった。
の場合、交番前で罰が当たった。町田市立小に勤務していた元教諭は28年10月、都内の飲食店でカウンター席の隣の男性客のかばんの中の財布から現金5万5千円を盗んだ。被害に気付いた男性から「あなた、取りましたね」と言われた直後、逃走。しかし、被害者に追われて逃走中、交番前で転倒して取り押さえられた。
元教諭は窃盗容疑で警視庁に逮捕され、起訴猶予となった。都教委の調査に、「買い物してカネがなくなり、つい盗んでしまった。捕まることを恐れ逃げた」と話したという。元教諭は懲戒免職処分となっている。
教え子や元教え子を性的対象にした教諭も相次いだ。きっかけは「ばったり会った」というドラマのような展開。しかし、行った行為は非難に値する。都教委によると、懲戒免職処分となった元教諭は昨年7月、学校付近の駐輪場で、卒業生の女子生徒の唇にキスをしたとされている。「ばったり道で会い、駐輪場に行った」。これ以上の詳しい状況を話そうとしたい元教諭。なぜキスをしたのか、その理由は説明していない。
部活の指導中に一線を越えた教諭もいた。は、勤務先の区立中で26年5月から28年4月にかけて、体育館などで女子生徒の肩を抱いたり、肋骨付近をさわってくすぐったりするなど不快感を与える行為を繰り返したほか、両手で押して肩に軽傷を負わせる体罰を加えたとされる。元教諭は「自分の指導に対する考えの甘さが招いたことだと思う」と話したという。
卑劣な行為をしながら口止めを迫った元教諭もいた。=停職3カ月の懲戒処分=は昨年10月、勤務校の音楽準備室で両手を女子児童の背中や肩に回し計3回にわたり抱きしめ児童に恐怖感と不快感を与えた。抱きしめ行為後、教諭は児童に対して口止めしたという。児童が帰宅後、母親に「抱きしめられて気持ち悪かった。口止めされた」と訴えたことで、教諭の行為が発覚した。相次ぐ不祥事への処方箋が待たれる。
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