教職員懲戒処分、最多24件 相談員増やし対策(静岡)

教職員懲戒処分、最多24件 相談員増やし対策
中日新聞 2017年3月23日

 二〇一六年度に静岡県内の教職員が懲戒処分された件数は二十四件で、記録が残る一九九六年度以降で過去最多となった。二十二日に県庁で開かれた臨時の県教職員コンプライアンス委員会で県教委が報告した。

 内訳は、死亡事故を含む交通事犯八件、窃盗、旅費の不正受給、セクハラ各二件など。校種別では、中学校が十一件と最多で、高校八件、特別支援学校三件、小学校二件だった。

 県教委の担当者は、部活指導の責任感や周りの教職員や生徒とうまくコミュニケーションを取れない孤立感などによるストレスが不祥事の背景にあると説明。県教委は対策として、若手教職員と面談する教職経験豊かな相談員を四月から一人増員し、四人体制とする。教職員の心理的負担を把握し対応する方法をまとめた管理職向けの資料を作成し、全学校に配布する。

 があり、委員からは「原本を提出するよう改めるべきだ」との意見が出された。

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