女性教諭、部活旅費30万円以上多く徴収し放置
読売新聞 2018年03月21日 17時32分
富山県立富山東高校(富山市下飯野)の50歳代の女性教諭が、顧問を務めていた部活の旅費を30万円以上多く集め、1年以上そのままにしていたことが20日、同校への取材で分かった。
同校によると、女性教諭は、2016年8月に広島県であった合唱部の全国大会の旅費として生徒14人から事前に2万円ずつ集め、大会後にも1万5880円ずつ集めた。徴収額は1人あたり3万5880円になったが、実際の旅費は1万1850円で、1人当たり2万4030円(14人分で33万6420円)余分に徴収したという。
昨年11月、学校が部活の会計処理をしていたところ、過徴収が判明し、返還したという。女性教諭は「集めたお金を音楽室のピアノに入れたことを忘れ、誤って2度徴収した」と説明しているという。
同校の規則では生徒から集金する際は校長に報告することが義務づけられているが、今回の旅費に関して報告はされていなかった。中崎健志校長は「多くの人にご迷惑をかけ、非常に申し訳なく思う。再発防止に努めたい」と話した。