阪大入試ミス、問題作成責任者の教授ら処分 外部指摘3回も「自信があった」

阪大入試ミス、問題作成責任者の教授ら処分 外部指摘3回も「自信があった」
産経新聞 2018/3/24(土) 9:17配信

 大阪大は23日、昨年2月の一般入試の物理科目でミスがあり30人が入学できなかった問題で、物理の問題作成責任者と副責任者のいずれも50代の教授2人を訓告処分とした。また、外部からの指摘を上司に報告しなかった入試課の係長を訓告処分とし、監督責任を問い教育・学生支援部長ら3人を厳重注意とした。

 阪大はこの日、一連のミスを受けた「事案検証委員会」の検証結果を公表。それによると、物理の問題作成責任者と副責任者の2人は昨年6〜12月、外部からミスの指摘を3回受けていたにもかかわらず、問題作成に関わった他の教員に相談せず、その記録も残していなかった。

 2人は検証委の調査に対し「物理の専門家が検討を重ねた結果でもあり、自信があった。間違いがあるとは思わなかった」などと釈明したという。

 検証委は、物理科目では問題作成者の人選を含め明文化されたルールがなかったことを問題視。入試の機密性から、問題の検証などが関係教員の良識に委ねられていたことも指摘した。

 これを受け、阪大は入試業務に関わるガバナンス強化などに踏み切る。一方、阪大は、今回の問題で追加合格となった学生の転入学後の学生生活を支援するため、基金を創設したことも明らかにした。基金は教職員からの寄付金を充てるとしている。

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