当時の校長ら減給処分 小5女児いじめ自殺

当時の校長ら減給処分 小5女児いじめ自殺
産経新聞 2019/10/24(木) 15:18配信

 兵庫県多可町で平成29年5月、町立小5年の女子児童=当時(10)=がいじめを受けて自殺した問題で、兵庫県教委は23日、学校の組織的な対応が不十分だったとして、自殺当時の男性校長(58)=現在は別の多可町立小学校長=と、さらに前任の男性校長(59)=現在は町立中学校長=の2人を、それぞれ減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

 また、町教委は管理監督責任を問い、学校教育課長を戒告処分とし、岸原章教育長が給与の30%を自主返納(3カ月)する。

 当時の学校教育課長=3月に退職=も給与の10%を自主返納(1カ月)する意向を示しているが、県教委によると、女児の担任だった60代の元男性教諭と30代の元女性教諭の2人はすでに退職したため、懲戒処分の対象とはならず、給与を自主返納する意向も示していないという。

 女児は29年5月に自宅で自殺。町が設置した第三者委員会は、前年の28年秋ごろからクラス内で受けていたいじめ以外に、自殺の原因は考えられないと結論づけていた。

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