中国・孔子学院院長の入国拒否 ベルギー、安全保障に損害
共同通信 2019/10/31(木) 11:23配信
【ブリュッセル共同】ベルギー当局は30日までに、ブリュッセル自由大学に併設される中国語教育機関「孔子学院」の宋新寧院長に対し、国家安全保障に損害を与える恐れがあるとして8年間、入国査証(ビザ)発給を拒否する措置を取った。欧州連合(EU)加盟国を中心に域内の出入国審査を撤廃したシェンゲン協定参加の欧州26カ国に入国できなくなった。欧州メディアが伝えた。
「孔子学院」は中国政府が国外で中国語普及を図る拠点。複数の地元紙は、政治学者の宋氏について中国当局の「スパイ」の疑いが持たれていると報じたが、容疑の詳細は伝えていない。