教師がペン「ぶっ刺すぞ」 看護学院のパワハラ告発

教師がペン「ぶっ刺すぞ」 看護学院のパワハラ告発
テレビ朝日系(ANN) 2021/7/7(水) 10:29配信

 退学する学生が相次いでいるそうです。北海道の看護学院でパワハラ疑惑です。

 北海道在住・被害に遭った男性(19):「指導中に、先生が持っているペンで『ぶっ刺すぞ』だったり、実習中に『あなたはガキンチョですか』とか」

 教師からのパワーハラスメント被害を訴えているのは、北海道に住む19歳の男性です。

 この男性は去年4月、看護師を志し、道立江差高等看護学院に入学しました。

 しかし、教師から日常的に浴びせられる暴言によって、精神的に追い詰められ、今年3月に退学を決断しました。

 別の学生も…。

 北海道在住・休学中の学生(21):「(教師から)『暴行したくなる』とか『殴る蹴るをしたくなる』とか『あなたは看護師になる価値はない』など結構言われた」

 この江差高等看護学院では、教師からのパワハラ発言で留年や休学、退学する学生が相次いでいるといいます。

■「副学院長」前任地でも“パワハラ疑惑”

 取材のなかで、学生たちが指摘したのは、「副学院長」の存在です。

 娘が休学中の母親:「学院長という兼務している人がいて、その方が一番の権限を持っているはずが、全く動いていなくて、とにかく副学院長が一番というところに問題があるのでは」

 取材を進めると、この副学院長が2年前まで勤めていた紋別高等看護学院でも、パワハラ被害が起きていたことが分かりました。

 紋別看護学院の卒業生:「『死ね』とか『殺すぞ』とかそういうのは日常的。いじめられて、看護師になるどころか、自分の健康すら損なって、人の人生をおもちゃにして遊んでいるような感じ」

 パワハラ被害の訴えは、元同僚からも…。

 紋別看護学院の元教師:「『バカじゃないの』『頭悪いね』という言い方で学生に話をしていた」「(Q.命を扱う現場で働くからこその厳しさでは?)そういう厳しさでは、一切ない」「私はパワハラがあったと思っている」

 こうした疑惑について、学校側は「教員の言動等につきましては、現在、第三者調査委員会において調査中であり、回答については、差し控えさせて頂きます」とコメントしています。

(「グッド!モーニング」2021年7月7日放送分より)

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