「いじめで適応障害になった」高校女子生徒が県や部活動の先輩らを提訴

「いじめで適応障害になった」高校女子生徒が県や部活動の先輩らを提訴
テレビユー山形 2023/1/5(木) 16:08配信

山形県立山形中央高校の女子生徒が、所属する部活の先輩らによるいじめで適応障害になったとして、損害賠償を求める訴えを起こしたことが分かりました。

訴状や原告側の代理人弁護士によりますと、山形県立山形中央高校1年の女子生徒は、所属する陸上部の3年生と1年生の女子生徒合わせて4人から、暴言を言われたり、無視されたりなど、組織的な上下関係を背景としたいじめを受け、適応障害になったとしています。

去年5月末には、学校のいじめ対策委員会が、3年生らの行為が「いじめ」にあたると認定したということですが、それ以降もいじめ行為が続いたということです。

このため女子生徒は、「死にたい」と思う気持ちが長い間消えず、去年10月上旬には入院するに至り、退院後も、いじめは続いているとしています。

一連の行為を受け、女子生徒側は、いじめをしたとされる生徒に加え、県にも安全配慮義務違反があるとして、慰謝料550万円を連帯して支払うよう求める訴えを、先月19日付けで山形地方裁判所に起こしました。

山形中央高校は、TUYの取材に対し、「その件についてはコメントできない」としています。

第1回口頭弁論は来月21日に開かれます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする