未診断の病名記載資料配布 道立高教諭「この子、うちの学校では無理」生徒の退学促すような発言

未診断の病名記載資料配布 道立高教諭「この子、うちの学校では無理」生徒の退学促すような発言
北海道新聞 2023/10/25(水) 6:01配信

 札幌市内の道立高校で特別支援教育を担当する教諭が、知的障害のある生徒について診断されていない病名を記載した資料を他の職員に配布していた問題で、この男性教諭が同僚職員らに事実と異なる説明をした上で「この子は回復の見込みがなく、養護学校に行ったほうがいい」などと退学を促すような発言をしていたことが24日、学校関係者への取材で分かった。

 北海道新聞が関係者から入手した音声データによると、男性教諭は4月、同僚職員らに対する説明の中で血管性認知症について「この子は決定的な病気を持ってしまっている。寿命が短く、回復の見込みはない」と断定的に説明。「うちの学校にいても何のいいこともない。養護学校に行った方がいい。医学的にも心理学的にも、この子はうちの学校では無理。何年やっても時間の無駄」などと話した。

 同校の教頭は北海道新聞の取材に対し、男性教諭の言動について「まずは、しっかり事実確認をしたい」とした上で「学校としては生徒を受け入れることを前提として障害に応じた配慮をしてきた。生徒を排除するような考え方は学校の方針と異なる」としている。

 男性教諭をめぐっては、今年4月に入学した知的障害のある生徒について、診断されたことのない「血管性認知症」と記載した資料を作成し、職員間で共有していたことが明らかになり、学校側が今月6日に保護者に謝罪した。男性教諭は同校に対し「(生徒の行動と血管性認知症の)症状が似ていたため書いてしまった」と釈明していた。

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