損賠訴訟:香川大教授、昇任妨害訴え提訴 /香川

損賠訴訟:香川大教授、昇任妨害訴え提訴 /香川
毎日新聞 2013年3月27日(水)16時58分配信

 10年に准教授から教授への昇任を妨害されたとして、香川大法学部の金子太郎教授(47)が26日、昇任の是非を審査する昇任審査委員を務めた法学部教授ら3人に給料の差額2カ月分など15万7000円の損害賠償を求め、高松簡裁に提訴した。また、予備的請求として3人が所属する香川大にも同額の損賠賠償を求めた。
 訴状によると、法学部の昇任は、規程で定められた12年以上に及ぶ大学での経歴と教育研究業績を満たした教員について、教授会で選ばれた昇任審査委員3人が論文などを審査した結論を踏まえ、教授会が議決する。97年7月から法学部で教員を務める金子教授については、准教授だった10年5月に審査委での検討が始まり、昇任条件を満たしていたにもかかわらず、教授会への意見具申が同年秋まで引き延ばされた結果、教授昇任が遅れ、精神的苦痛を受けたなどとしている。
 訴えられた3人の一人は「訴状が届いていないので、話せない」などとしている。【伊藤遥】
3月27日朝刊

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