三菱UFJ銀行の元支店長代理の女が貸金庫から金塊を盗んだとして逮捕された事件。女は借金の返済に困って盗みを始めたということですが、民事再生法の適用を申請した後にも投資や競馬を再開していたことがわかりました。 ■貸金庫から金塊盗み元行員逮捕、一般職→総合職「周りからの信頼が厚かったか」 高柳光希キャスター: 貸金庫から金塊を盗んだとして捕されたのは、三菱UFJ銀行の元行員・今村由香理容疑者(46)です。 今村容疑者の経歴は ▼1999年 一般職として入行→その後、総合職に ▼営業課長 支店長代理など歴任 この経歴について、元メガバンク支店長の菅井敏之さんによると「一般職から総合職になったのはかなり異例と言える。優秀で、周囲からの信頼が厚かったことが考えられる」としています。 ■貸金庫に何を預ける? 年間利用客は約13万人 貸金庫には、▼預金通帳▼契約証書▼貴金属・宝石▼株券などを預けることができます。 三菱UFJ銀行の場合、年間使用料が約2万2000円(6.2cm×27.7cm×49.3cm)、利用客は年間で約13万人います。 元メガバンク支店長の菅井さんによると「貸金庫の中身をそもそも銀行員は確認しない」としています。 井上貴博キャスター: 中小零細の企業であったとしても、経理担当は権限を1人に集中させず、複数のチェック機能を働かせるという事は当然ですが、日本有数のメガバンクで、1人が全てを管理してしまっている甘い状況だったんだと考えると他の銀行は大丈夫か、いろいろ考えてしまいますね。 萩谷麻衣子弁護士: 当然、心配になりますよね。私も衝撃的だったと同時に、実は「やっぱりな」と思うところもあります。 弁護士という職業柄、人から預かり物があり、貸し金庫を借りることがあります。中には後見人をしていると、金塊や高い貴金属などを預かって、貸金庫にいれることもあります。 貸金庫を作った時に、合鍵を銀行に預けて封印されますが、行員が横領した事件も過去にありましたよね。これを勝手に使われたら、中身は自分しか知らないし、どうにも立証できないし、本当に大丈夫か一抹の心配はありました。 ただ、銀行だから信用して預けるしかない。それを裏切られるのは、銀行の管理体制を厳しく問われるべきだと思いますね。