青森県八戸市の「みちのく記念病院」の元院長らが逮捕された入院患者間殺人の隠蔽事件で、死因を偽装したとされる死亡診断書と、医師の名義が同じだが、筆跡の特徴が異なる診断書を県警が複数押収していることが18日、捜査関係者への取材で分かった。この男性医師は当時認知症の疑いがあり、別の関係者が記入した可能性もあるとみて慎重に捜査している。 犯人隠避容疑で逮捕されたのは当時の病院長石山隆容疑者と、殺害された男性患者の主治医で、弟の哲容疑者。 殺害された男性の死因は司法解剖の結果、「頭部や顔面の損傷など」だったが、同病院に入院中だった医師名義の死亡診断書には「肺炎」と記載されていた。県警は、この医師名義の死亡診断書を数十人分押収。死因の大半は「肺炎」としていた。殺人事件の診断書と比べると、署名の特徴が異なるものが複数確認された。医師は事件後の事情聴取で正常な会話が難しい状態だったという。 殺人罪で懲役17年が確定した男は2023年3月12日深夜、ベッドで寝ていた男性の顔を歯ブラシで何度も刺した。