消費税およそ7200万円の還付を不正に受けたなどとして、東京地検特捜部は消費税法違反の疑いで不動産会社代表の男を逮捕しました。 消費税法違反の疑いで逮捕されたのは、東京・世田谷区で不動産会社を経営する野口薫容疑者(53)で、特捜部と東京国税局査察部はきょう、関係先に家宅捜索に入りました。 特捜部によりますと、野口容疑者は2023年までの4年間に、自身が代表を務める不動産会社7社の業務として金塊の売買を装った架空の仕入れを計上。 こうした手法などで消費税あわせておよそ7200万円の還付を不正に受けたうえ、8800万円の還付を受けようとした疑いがもたれています。 特捜部は野口容疑者の認否を明らかにしていませんが、関係者によりますと、野口容疑者は逮捕前の調べで容疑を否認していたということです。