「名水」として知られる京都市伏見区の神社の水くみ場を破壊したとして、京都府警伏見署は27日、器物損壊容疑で、大阪府寝屋川市木田町の無職、高尾喜道容疑者(74)を逮捕した。「やってません。知りません」と供述し、容疑を否認している。 逮捕容疑は27日午後4時40分ごろ、京都市伏見区の「御香宮(ごこうのみや)神社」の境内で、御香水の水くみ場に設置された竹やパイプを引っ張るなどして破壊したとしている。 同署によると、境内で暴れている高尾容疑者を見た神社の神職が、110番。駆け付けた警察官が容疑者を取り押さえた。 高尾容疑者は当時酒に酔っていたとみられ、神社の看板や机なども壊れていたという。同署は詳しい経緯を調べる。 神社のホームページによると、御香水は環境省により「名水百選」に認定されており、病気平癒に御利益があるとされるほか、多数の茶道、書道の関係者にも利用されている。