過去に薬物依存に陥った経験のある俳優の男性が薬物の恐ろしさや依存の乗り越え方について語る講演が盛岡市で開かれました。 この講演は盛岡東ロータリークラブが開いたもので、24日は山梨県で薬物やアルコール依存症の人を支援するリハビリ施設の代表で岩手出身の佐々木広さんと、俳優の高知東生さんが講師に招かれました。 高知さんは2016年、覚醒剤と大麻所持の容疑で警察に逮捕され、その後有罪判決を受けました。 自らの経験を基に、現在講演活動を通じて薬物の恐ろしさや依存からの立ち直り方について発信を続けています。 （高知東生さん） 「助けてくれって、正直に自分の叫びを伝えることが大事。自分の恥の人生を価値に変えて、何か一人でも多く希望を与えられたらいいと思う」 高知さんは集まった人に「気丈で頑張っている人にこそ手を差し伸べてほしい」と伝えていました。