歌手の中(あたり)孝介(44)が28日未明、銭湯で面識ない男性にわいせつ行為をし、警視庁荏原署に不同意性交容疑で現行犯逮捕された。 舞台は、中容疑者の自宅からほど近い東京・品川区内の銭湯。「サウナーというより、温冷浴好き向けの銭湯。ぬる湯の横に〝ととのい〟用のプラスチック椅子が何個か置いてある。浴場以外の施設が充実していて、学生や若者が多く集まるとこ」と明かしたのは地元の銭湯マニアだ。 警察の調べによると、事件が起きたのは閉店間際の午前2時ごろ。浴場には中容疑者と20代男性の2人だけだった。中容疑者は、浴場内の椅子でうたた寝していた男性に行為をはたらくも、気付かれて取り押さえられ、銭湯の従業員が110番したという。 中容疑者の知人によると「中君はX(旧ツイッター)で裏アカをもってて、その最後のポストが、その銭湯に行ってきたという内容だったから、最近ハマって通ってたんじゃないかな。ヤンチャ系の若者が集まる、きれいな銭湯だから」と証言している。 事件を受け、所属事務所は公式Xに文書を掲載。「被害に遭われた方に心よりお詫び申し上げます」と謝罪し「弊社といたしましては、本件に関する報道を認識しておりますが、現在、本人との連絡が取れておらず、事実関係の確認を進めている状況です」と現状を報告。また、「確認が取れ次第、速やかにお知らせいたしますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。 中容疑者は、大学生時代に奄美民謡大賞で新人賞、日本民謡協会の奄美連合大会で総合優勝し、卒業後にデビュー。「花」「サンサーラ」といった楽曲で知られる。 荏原署は中容疑者の認否を明らかにしていない。